賃貸住宅の経過年数について

経過年数という言葉をご存知でしょうか。経過年数とは、そのとおり経過した年数のことですが、これが賃貸物件に関わるときに使われると、どの程度の期間その部屋に住んでいたか、という意味になります。この経過年数が長いほど、つまるところ部屋の修繕義務についての賃借人の責任の度合いは軽減されるのです。ある部屋に一年しか住んでいない場合と十年住んでいた場合、汚れの度合いが同じであると仮定した時、より責任が重いのは一年しか住んでいない場合です。もし両者の責任が同等であれば、公平性を欠いてしまうからです。敷金を効率よく取り戻すためには、経過年数を理解しておくことが重要なのです。